小児矯正(バイオブロック治療 その2)
2017.01.23
娘は、成長期を利用してなんとか、抜歯せずに矯正できないかと色々探していたところ、成長の方向をコントロールしながら、理想的な顔貌に誘導できるバイオブロック治療にたどりつきました。
子供の頃の私は、アレルギー体質で、慢性的な鼻疾患と皮膚炎で悩んでおりました。
鼻で呼吸が難しく、いつもポカンと口を開けたままので呼吸する口呼吸の状態でした。
そんな状態でしたので、扁桃腺も腫れやすく、よく熱を出したりしていました。
私の娘もアレルギー体質ではないものの、夜よくいびきをかき、睡眠時は、口呼吸の状態でした。なんとか改善できないかと考えていました。
なぜ、いびきや口呼吸になるのでしょうか?
以下、よしおかこども歯科さんからの引用です。
非常にわかりやすいホームペジですので参考にしてください
http://mappun0.wixsite.com/yoshiokadc-bioblock/doctors
顎の成長と気道と呼吸の関係
顎の発育が不十分
↓
舌をおさめるスペースが不足
↓
舌が後ろに下がる
↓
舌により気道が狭くなる
↓
取り込む酸素の量が低下(=呼吸の質が低下)
↓
睡眠の質の低下(寝たのに眠たい)
↓
生活の質の低下
① 口蓋垂・舌根の気道への沈下が起こる
② 気道が確保されない
③いびきをかく
睡眠の質の低下が、生活の質の低下につながります。
バイオブロック治療では、ステージ1という拡大ネジをくみこんだ装置で、0、1ミリづつ毎日拡大していきます。
(毎日装置を外して、仕上げ磨きをしてあげた後、ご両親に拡大するようお願いしております。)
拡大量が増えるにつれ、鼻腔容積が上がり、舌の置き場ができたことで、舌の沈下も改善され、夜間のいびきも改善されました。
口蓋の写真です。 左上 初診時 右上 3ヶ月後 1個目の装置
左下 4ヶ月後 2個目の装置 右下 8ヶ月後
11ヶ月後
歯が大きくて、歯が並ぶスペースがありませんでしたが、歯がすきっ歯になり十分にアーチが拡大しているのがわかると思います。
横に横に拡大するだけでなく、前歯の後ろに組み込んだワイヤーで、前歯を前に前に、上に上に力を加えることで、理想的な成長に導きます。