はぐきが痛い 歯ぐきがただれている 熱がある 口が臭い
急性壊死性潰瘍性歯肉炎という歯肉炎があります。15歳頃から35歳頃にまれに発症するいたーい歯肉炎です。
壊死というのは、体の一部分を構成する細胞が死滅すること、
潰瘍というのは、上皮の一部が剥がれて下の肉の部分(結合組織)むき出しになった状態をいいます。
急に細菌の感染から、壊死や、潰瘍ができるいかにも痛そうな歯肉炎です。実際、発症すると、とても歯磨きができる状態ではありません。
症状として 歯茎が痛く、白くただれている、嫌な悪臭がする、熱があります。成人前期
治療は、抗生剤の投与、うがい薬でかなり早期に改善します。
原因としては、プラーク等の炎症因子ならびに疲労、ストレス、栄養障害、免疫力低下などの全身的因子が影響し、口腔内の細菌のバランスが崩れることによります。病変部には紡錘菌やスピロヘータなどが異常増殖が見られます。
炎症が引き、痛みがなくなった時点で徹底的にバクテリアの除去を行います。
具体的には、患者によるはぐきの上の歯磨き、 歯科医院でのはぐきの下の汚れの除去を行います。
患者さん自身でプラクークコントロールできるようになったことで、歯ぐき安定するようになりました。
私見ですが、壊死性潰瘍性歯肉炎は、タバコを吸われ、仕事等でストレスを抱えられている方が、多いように感じます。
定期的な歯科への検診にてふせげる病気です。また、お口の清掃だけでなく、 疲労やストレスをためない規則正しい生活が大事です。
上記のような症状があらわれたら、早めの歯科への受診をお勧めします。