はぐきが痛い 歯ぐきがただれている 熱がある 口が臭い
- カテゴリー:
- 歯周病治療

治療前

治療後
患者さん情報
30歳代
男性
- 主訴
- 歯茎が痛い、口が臭い ご飯も食べれない
- 治療期間
- 1ヶ月
- 通院回数
- 5回
- 治療費用
- 15000円(3割負担) 初回 5000円 2回目以降3000円程度(歯ブラシ 歯磨き粉代含め)
※通院回数や費用は、同じような症状であっても、個人差により大きく異なることがあります。
急性壊死性潰瘍性歯肉炎という歯肉炎があります。15歳頃から35歳頃にまれに発症するいたーい歯肉炎です。 壊死というのは、体の一部分を構成する細胞が死滅すること、 潰瘍というのは、上皮の一部が剥がれて下の肉の部分(結合組織)むき出しになった状態をいいます。 急に細菌の感染から、壊死や、潰瘍ができるいかにも痛そうな歯肉炎です。実際、発症すると、とても歯磨きができる状態ではありません。 症状として 歯茎が痛く、白くただれている、嫌な悪臭がする、熱があります。

治療は、抗生剤の投与、うがい薬でかなり早期に改善します。

原因としては、プラーク等の炎症因子ならびに疲労、ストレス、栄養障害、免疫力低下などの全身的因子が影響し、口腔内の細菌のバランスが崩れることによります。病変部には紡錘菌やスピロヘータなどが異常増殖が見られます。 炎症が引き、痛みがなくなった時点で徹底的にバクテリアの除去を行います。 具体的には、患者によるはぐきの上の歯磨き、 歯科医院でのはぐきの下の汚れの除去を行います。

私見ですが、壊死性潰瘍性歯肉炎は、タバコを吸われ、仕事等でストレスを抱えられている方が、多いように感じます。 定期的な歯科への検診にてふせげる病気です。また、お口の清掃だけでなく、 疲労やストレスをためない規則正しい生活が大事です。 上記のような症状があらわれたら、早めの歯科への受診をお勧めします。

リスクと副作用
疲労、ストレス、栄養障害、免疫力低下などの全身的因子が影響しているため、回復には個人差がある